日本橋川で6月10日、夜の静かな臨海運河を進み、暗闇にたたずむ「イグアナ」に会いに行くクルージング企画「夜のイグアナさん舟遊び」が行われる。主催は、日本橋のモダン屋形舟「舟遊びみづは」を運営する「フローティングライフ」（江東区）。

定員12人のコンパクトなモダン屋形舟「みづは」

　「夜のイグアナ」は、2011年7月にテレビ番組「タモリ倶楽部」で紹介されて以来、「イグアナクレーン」として知られるようになったJR東日本東京レールセンター所有の巨大クレーンの夜の風景のこと。

　ツアーでは日本橋船着場を出発し、船宿を行き来する屋形船や夜釣りの船が少し通る程度の「ガラガラの夜の臨海運河」を同社のモダン屋形舟で探検する。

　「イグアナ」対面後は、東雲運河を抜けて東京湾の輝く夜景を見学する。レインボーブリッジや東京タワー、都心のビル群の明かりを眺め、暗い運河とのコントラストを楽しむ。

　同社社長の佐藤美穂さんは「今回の舟旅は日本橋船着場発着で、夜の東京湾をクルーズする。一般人の知らない東京の別の顔が楽しめる。土木好き、夜景好きにもお薦めなので気軽に参加してほしい」と呼び掛ける。

　18時30分出航で航行時間は約100分。クルージング参加費は4,200円（ワンドリンク、お土産付き　飲食物持ち込み自由）。