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日本橋三越で「涼味の夏」展 若手工芸家15人が「日本の夏」テーマに作品展示

日本の伝統工芸を受け継ぐ若手工芸作家15人が「夏の涼をテーマに新作を展示

日本の伝統工芸を受け継ぐ若手工芸作家15人が「夏の涼をテーマに新作を展示

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 日本橋三越本店(中央区日本橋1、TEL 03-3241-3311)で6月27日、「若き作家が創る、涼味の夏展」が始まった。主催は若手工芸家を支援する「匠創生」(兵庫県淡路市)。

併設のカフェでは出展作家の作品で一部の料理やドリンクを提供する

 日本の伝統工芸を受け継ぐ若き工芸家の作品発表と顧客との接点創造の場として2回目の試みとなる同展。ガラス工芸、陶芸、木工など伝統工芸の各分野で活動する若手作家15人と招待作家の作品を「夏の涼」をテーマに展示。販売も行う。

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 会場となる同店7階の「はじまりのカフェ」は、食文化、旅、アウトドア、趣味、ものづくりなど、さまざまな生活文化の「はじめて」の体験に出会う場所として、2014年3月にオープンした。展示コーナーや教室、カフェで構成する複合スペースで、これまで多くのワークショップや体験型イベントを行ってきた。今回も「若手工芸家とのはじめての出会い」をコンセプトに、会場には作家が交代で常駐し、併設のカフェでは出展作家の作品で一部の料理やドリンクを提供する。

 「この企画ではモノの販売を超えて、作家との『はじめての出会い』を提供する。作家と交流しながら直接作品に対する思いを聞き、作品に触れ、実際に使って、日本の伝統工芸の魅力を味わってほしい。作家にとっても、お客さまと接することで自分の作品に対する市場の評価が直接見えてくる。創り手として貴重な体験になるはず」と同店セールスマネジャーの中野雅二郎さん。「ちょうど同じ7階で、日本の職人『匠の技』展が始まったので、伝統工芸好きのお客さまがこちらにも流れてくるのでは」と期待を寄せる。

 出展者の一人でガラス工芸家の片倉麻衣さんは「どちらかというと人見知りで接客はあまり得意ではないが自分の作品の事なのでついつい熱く話してしまう」と笑顔を見せる。

 匠創生の安村亮彦社長は「日本のものづくり文化ささえてきた職人や工芸家を取り巻く状況は厳しい。まずは安定して制作を続けていける環境づくりが大切。彼らの『東京営業所』として営業やマーケティング支援でサポートしていきたい」と話す。

 7月1日は同フロアで、今回の招待作家でセラミックアーティストの片切かすみさんによるワークショップ「磁器で作る世界で一つだけのペンダントヘッド」(一回目=15時~16時、二回目=16時15分~17時15分、参加費5,400円、要予約)も予定している。

 開催時間は10時~19時。7月3日まで。