東京駅日本橋口のパソナグループ「JOB HUB SQUARE」(千代田区大手町2)で8月6日、夏休み学童プログラム「Miracle Kids Otemachi」が開かれている。主催は総合保育サービスを展開するパソナフォスター(千代田区)。
厚生労働省によると、働く女性の増加に伴い、共働きや一人親家庭の小学生が放課後を過ごす「学童保育」の利用者は年々増加している。一方、自治体が運営する学童保育の中には小学校低学年の利用が優先され、小学校3~6年生が利用できないケースも多いという。
こうした背景を受け、働く人の子育て支援サービスを展開してきた同社では、夏休み限定で小学校3年から6年までの児童を対象に学童プログラムを企画。都心で働く勤労者の子どもたちが普段とは違う環境の中で「学んで、触れて、体験できる」7つのプログラムを提供することで、夏休みの思い出づくりと、将来自分がやりたいことのヒントを見付ける機会を提供するという。
カリキュラムは理数・論理的思考にチャレンジする「STEMPROGRAM」や外国人講師による英語教室「GLOBAL KIDS SLON」。同ビル13階の「大手町牧場」を会場に、生クリームと塩でバターを自作する「バター作り教室」など同グループ各社のさまざまなサービスを展開する。
「小学校中・高学年の子供のいる共働き家庭にとって夏休みは、子ども一人で留守番させなければならない事も多く、親としてストレスの多い時期。職場の近くで子どもを預かってもらえるのはとても安心。この取り組みで、働く人々が仕事と子育てを両立しながらイキイキと活躍できる環境づくりと、子どもたちの豊かな心と知的好奇心を育む場づくりに貢献できれば」と自ら長女とその同級生を参加させたという同グループ広報担当の森川洋子さん。「バター作り体験で覚えたレシピで、家で子どもがバターを作ってくれるという。とても楽しみ」と笑顔を見せる。
開催時間は9時~18時。参加費は5日間で4万5,000円。1日のみ(9,000円)の参加も可。次回は8月20日~24日を予定している。申し込みはホームページで受け付ける。