日本橋人形町の甘酒横丁にある「新川屋佐々木酒店となり倉庫」(中央区日本橋人形町2 TEL)で8月25日、酒や食材を持ちこんで立ち飲みを楽しむ「角打ちナイト」が開催される。
もともと、「麻雀しんかわ」という雀荘だった同スペース。約10年前に廃業し、現在は同酒店が倉庫として活用している。昨年、床を修理した4代目当主佐々木邦秀さんが、スペース活用法を模索する中、実験的な試みとして浜町公園で行われる「大江戸まつり盆踊り大会」の帰り客向けに「角打ちナイト」を発案した。
2回目となる今回も、「入場無料、酒とつまみの持ち込み自由」の従来スタイルを踏襲して、1日限定で「角打ちスタイル」の立ち飲みイベントを展開。佐々木酒店「厳選日本酒」や「オススメワイン」を1杯300円~で提供する。
佐々木さんによると、今年で開催29回を迎える「大江戸まつり盆踊り大会」は2日間で6万人の人出を見込む東京でも有数の盆踊り大会だが、毎年開催日は近隣の飲食店や商店への客の入りが少ないという。
「甘酒横丁は人形町駅から盆踊り会場の浜町公園をつなぐメインストリート。盆踊り大会で踊って、そのまま帰るのはもったいない」と佐々木さん。「人形町には多くのエッジの効いた飲食店や商店があり、浜町にも魅力的な店が続々と誕生している。盆踊りだけでは終わらない魅力がこのエリアにある。この機会に人形町~浜町エリアの魅力や、楽しさを発見してほしい」と話す。
開催時間は18時~23時。