日本橋三越本店(中央区日本橋1、TEL03-3241-3311)新館7階で12月5日、現代アーティスト小松美羽さんの作品展「大和力(やまとぢから)を、世界へ。」が始まった。
1階中央の「天女(まごころ)像」前で、ライブペインティングも披露
小松さんにとって日本橋初の展示会となる同展。代表作「神獣シリーズ」や、白黒で描いた「山犬シリーズ」、さまざまな動きのある有田焼による10体の立体こま犬、地球を20のブロックに分割しそれそれのエリアを魔から守る「拒魔犬(こまいぬ)」像などの作品約100点を展示販売する。
小松さんは1984(昭和59)年、長野県坂城町生まれ。幼少期から豊かな自然環境の中で育ち、生き物との触れ合いやその死を間近で感じながら独自の死生観を形成した。死に関わる神獣やけものなどを通じて生死の美しさを志向しながら力強いタッチで創作。極彩色が特徴の作品を発表している。
学生だった二十歳の時に制作した『四十九日』が注目を集めて以来、アジア圏の若手アーティストのトップランナーとして、2014年出雲大社に絵画奉納、2015年にハウスクリスティーズでの作品の落札と大英博物館に作品収蔵、2016年にはワールドトレードセンターで作品が常設展示されるなど活躍を続けている。
開催初日の5日には、1階中央の「天女(まごころ)像」前で、ライブペインティングを披露。満員となった会場では、開店前から詰めかけたファンらが小松さんのパフォーマンスに息をのんで見入っていた。
期間中の週末、12月8日・9日・15日・16日は作品・書籍購入者を対象に、各日先着100人限定でサイン会を行う。開催時間は10時~19時(最終日は18時閉場)。入場無料。12月16日まで。