日本橋地区で4月13日、飲食店を巡り日本酒の利き酒を楽しむ街歩きイベント「日本酒利き歩き2019」が開催された。主催は日本橋日本酒プロジェクト(事務局=中央区日本橋人形町2)。
人形町の料亭「きく家はなれ」で開催されてきた利き酒会が拡大したもので、7回目となる今回は、参加飲食店60店、協力スポット21か所、参加蔵数も66蔵と過去最大規模に。全国の酒蔵が純米大吟醸やにごり酒、発泡酒など複数銘柄を出品し、参加銘柄は500種に迫り、提供酒類の総額は1,000万円を超えるという。
晴天に恵まれた日本橋には昨年を超える7000人強の日本酒党が駆け付け、おちょこ片手に昼下がりの街歩きを楽しんだ。
関連イベントとして鶴賀伊勢吉、伊勢四朗さんによる唄と三味線の「新内流し」や、山形、長野、大阪の2019ミス日本酒ファイナリスト3人が着物姿で街歩きするなど、初めての企画も用意行われた。
友人3人で参加したという男性は「利き歩きへの参加は4回目。試飲店舗も各エリアにまんべんなく分散して、1店に集中することも少なく快適に飲み歩きできた。狙っていた銘柄も飲めたので満足」と話していた。
主催者の一人で佐々木酒店4代目当主の佐々木邦秀さんは「天候にも恵まれ、絶好の利き歩き日和に、日本橋エリアが多くの笑顔と日本酒の心地いい香りに包まれ、幸せな空気に満ちていたことがうれしい。次回開催は未定だが、また日本橋エリアでお会いしましょう」と呼び掛ける。