「にほんばし島根館」(中央区日本橋室町1)と「奈良まほろば館」(同)で現在、コラボイベント「つたう モノとコト市」が開催されている。
島根県と奈良県の共同事業として2020年1月15日から開催する、日本書紀成立1300年を記念した特別展「出雲と大和」にちなんで企画した同イベント。三越前の中央通り沿いにあるアンテナショップ内では、一足早く同展の展示内容をパネルや大型モニターで掲示。「気遣う」「味わう」「住まう」「装う」「愉(たの)しむ」の5カテゴリーに分類した島根・奈良、両県産の工芸品や産品を展示し、それぞれの地に今も残る伝統・文化を受け継いだ「衣・食・住」にまつわる「モノ」や「コト」を紹介する。
「にほんばし島根館」では和心工房の「出雲便箋」や明治十年から続く老舗めのう店「めのうの店 川島」の出雲めのう細工、勾玉(まがたま)。布志名焼湯町窯の「エッグベーカー」、八塩折の酒など、島根県のさまざまな特産品を展示する。
「奈良まほろば館」では11月23日から「つたう モノとコト市」第2弾として、木の「ワインラック」やカラフルな漆の器「Urushi no Irodori」、蚊帳の生地から生まれたふきんなど、奈良県産の特産品を展示し、生まれた背景やその歴史を紹介する。
開催時間は「にほんばし島根館」が10時30分~19時(最終日は17時終了)。11月27日まで。「奈良まほろば館」は10時30分~19時。12月5日まで。いずれも入場無料。