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日本橋の老舗うなぎ店でコロナ対応お食事券 常連客ら応援し初日100万円越え

明治7年から続く老舗「うなぎ喜代川。江戸から続くうなぎの味を守り、先代から続く常連も多い

明治7年から続く老舗「うなぎ喜代川。江戸から続くうなぎの味を守り、先代から続く常連も多い

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 日本橋の老舗うなぎ店「うなぎ喜代川」(中央区日本橋小網町、Tel 03-3666-3197)が3月23日、「お食事券」の販売を始めた。

食事券は5,000円からで、有効期限は2021年8月末

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 新型コロナウイルス対応策として、1個からの宅配を2月から始めた同店。3月23日の小池東京都知事の「東京封鎖可能性」の発言を受けて、飲食店としてさらに厳しい環境になることを予見して決断したという。

 同店5代目おかみの渡辺恵理さんは「会社関係の宴会自粛モードの影響をうけ、予約キャンセルが続いている。うなぎ店として経営存続、従業員の雇用確保にかなり不安を感じており、恥をしのんで食事券の購入を通した支援をお願いしてみた」と話す。

 食事券発売の案内はフェイスブックとランディングページのみだったが、投稿を見た喜代川ファンや常連客が次々と応援メッセージを書き込んでシェア。食事券や予約セットのネット注文が殺到したという。

 「先代からかわいがっていただいている常連さんや、定期的に開催しているイベントにご参加いただいた方など多くのお客さまに助けていただいた。わずか1日で47人のお客さまから次々と食事券のご注文を頂き、売り上げも100万円を超えた」と渡辺さん。「この取り組みが、新型コロナの影響で苦しんでいる多くの飲食店の打開策の一助になれば。お客さまの応援で何とか乗り切って、皆さまの元気な笑顔に会いたい」と話す。

 食事券は5,000円からで、有効期限は2021年8月末。特典としてオリジナルの「喜代川乃龍」ポストカードを付ける。このほか、「若旦那セット」(8枚分=4万円、オリジナル手ぬぐい付き)、「大旦那セット」(12枚分=6万円、オリジナル手ぬぐい付き)を用意する。

 食事券販売は3月31日まで。

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