ギャラリー「好文画廊」(中央区日本橋浜町2)で6月11日、国際抽象芸術展「『え』展覧会」が始まった。主催は「DaijyoV」(ロンドン)。
昨年に次ぎ2回目の開催となる同展。会場では、英・仏・独・中・韓・日の6カ国から参加した、抽象絵画や立体、書画、3D映像などさまざまなジャンルのアーティスト16人の作品45点を展示販売する。
昨年4月に開催した第1回展では「イギリスのアーティストがやってくる!」と題し、英国人作家10人の作品を紹介した。DaijyoV ディレクターの大淨さんによると、昨年の出展者の一人で「日本びいき」という画家のピーター・キンケイドさんが「ぜひ第2回も日本橋で開催してほしい」と強く依頼され、今回の開催を決めたという。
抽象画アーティストとしても活動する大淨さんは「京橋のスタジオ兼ギャラリーを閉めて2020年に渡英し、コロナ禍のイギリスで多くのアーティストと交流を重ねてきた。コロナ禍も明けてやっと国際的な交流が活発になってきた。これからは、ヨーロッパを中心に海外の魅力的な作家を紹介し、日本のアーティストやアートファンと交流できる場を作り上げていきたい」と話す。
「ヨーロッパのアーティストは浮世絵に縁の深い『日本橋』という土地にも興味を持っている人が多い。好文画廊の空気感も気に入っているので、『日本橋』にこだわってアート交流活動を続けていきたい。日本の作家の作品展もイギリスで開催したい」とも。
開催時間は11時~18時。入場無料。6月16日まで。