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日本橋茅場町に「宮城ふるさとプラザ」 池袋から移転

11時の開店を待って、店先には多くの買い物客が長蛇の列を作った

11時の開店を待って、店先には多くの買い物客が長蛇の列を作った

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 宮城県のアンテナショップ「宮城ふるさとプラザ」が1月28日、日本橋茅場町の日枝神社日本橋摂社隣に期間限定オープンした。運営は宮城県物産振興協会(宮城県仙台市)。

2026年3月までの期間限定

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 2005(平成17)年に池袋で営業を始め、多い時には年間7億円を売り上げたという同店。首都圏では手に入りにくい宮城の特産物を販売し、宮城県出身者の憩いの場所として親しまれてきた。2023年12月に宮城県からの事業支援が打ち切りとなったことから、池袋店は昨年12月に閉店。同協会独自の運営を目指してクラウドファンディングなどで約2,800万円の資金を集め、今回オープンにこぎ着けた。

 開店に先駆け、複合施設「KABUTO ONE」で行われたオープニングセレモニーには、村井嘉浩宮城県知事、宮城県栗原市出身の力士時疾風さん、画家の「さとうたけし」さんらが駆け付けた。無名時代に同プラザの存在が心の支えになり、今回のクラウドファンディングにも多額の協力をしたという漫才コンビ「サンドウィッチマン」からのお祝いメッセージも読み上げられた。このほか、さとうさんが楽曲「荒城の月」をイメージしたライブペインティング・パフォーマンスを行った。

 売り場面積は1200平方メートル。取り扱い商品は、カキやホヤなどの海産加工品をはじめ、仙台麩、ずんだ餅、笹かまぼこなど。宮城ならではの特産品約1000商品をそろえる。店内カウンターでは老舗茶葉店「お茶の井ヶ田」協力による「ずんだシェイク」(550円)や「ずんだソフト」「抹茶ソフト」(以上、450円)をテイクアウト限定で販売する。

 この日は11時の開店を前に、店先に買い物客が長蛇の列を作り、一時入店制限も行われるにぎわいを見せた。応援に駆け付けた「伊達武将隊、伊達政宗」の掛け声で開店すると、多くの人が入店し買い物を楽しんでいた。

 近隣で働いているという宮城県出身の女性客は「他では売っていない宮城の特産品が買えるので、ときどき池袋まで買い物に行っていた。これからは勤め帰りに利用できるので便利になった」と笑顔を見せていた。

 日本橋での営業は2026年3月までの期間限定となる。営業時間は、平日=10時30分~19時30分、土曜・日曜・祝日=10時30分~19時。

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