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東野圭吾さんの小説「マスカレード・ホテル」発刊-舞台はロイヤルパークホテル

東野圭吾さんの小説「マスカレード・ホテル」の単行本が9月9日発刊。

東野圭吾さんの小説「マスカレード・ホテル」の単行本が9月9日発刊。

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 東野圭吾さんの小説「マスカレード・ホテル」の単行本が9月9日、発刊された。出版は集英社(千代田区)。

東野圭吾さんの小説「マスカレード・ホテル」発刊

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 同作は文芸誌「小説すばる」で2008年12月~2010年9月に連載された小説をまとめたもの。3月3日発売の「麒麟の翼」(講談社)、6月6日発売の「真夏の方程式」(文藝春秋)に続く、東野さんの作家生活25周年記念第3弾の作品となる。

 連続予告殺人事件の次の犯行現場と目された超一流ホテルで、従業員に扮(ふん)し潜入捜査を行う刑事・新田浩介とホテルのフロントで働く山岸尚美の奮闘を描く同作。謎解きと同時に、一流ホテルの舞台裏を知る面白さが特徴だが、巻末に協力先として「ロイヤルパークホテル」の名前が記されており、同作で舞台となる架空の「ホテル・コルテシア東京」は水天宮隣にあるロイヤルパークホテル(日本橋蛎殻町2)をモデルに描かれたと推察される。

 加賀恭一郎シリーズの「新参者」「麒麟の翼」、ガリレオシリーズの「容疑者Xの献身」など、広域日本橋圏を舞台とした東野さんの作品は多く、同ホテルは各作品に登場。ドラマ化や映画化の際には毎回撮影協力しているが、ホテルそのものが物語の中心的舞台になったのは同作が初めて。

 過去の作品の取材を通じて東野さんと知り合った同ホテル営業企画室の岡村佳一さんは、同作執筆の際も、東野さんに何度もホテルの裏側を案内し、フロントやベルボーイ、客室係など普段知りえないリアルなホテルマンの姿を紹介したという。綿密な取材の下に生まれた同作で、どんなミステリーと人間ドラマが描かれているか、注目が集まる。

 46変判464ページ。価格は1,680円。

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