日本橋で10月30日、「日本橋架橋百年祭」が開催された。主催は名橋「日本橋」保存会と日本橋京橋まつり実行委員会。
神田明神の各氏子町会のみこしなど、総計2キロにわたる「大江戸活粋パレード」
江戸時代、五街道の起点となり町人文化の中心的存在でもあった「日本橋」。現在の石橋になって今年で100周年を迎え、両日は、これを記念したイベントが盛大に行われた。
30日の記念式典では、かつて橋の完成を祝う儀式として行われたとされる「三代三夫婦渡り初め」が行われた。日本橋が架けられた年に生まれた日本橋茅場町出身の岸上米蔵さん(100)夫婦と息子の信一さん夫婦、孫の知弘さん夫婦がゆっくりと日本橋を歩いて渡った。「日本橋に生まれ、100年を迎えられて幸せ」と岸上さん。
そのほか、川越・栃木・香取の「小江戸3市」から和舟15隻が集結し、江戸時代の日本橋川岸のにぎわいを再現。地元のマーチングバンドや東北3県から招かれた伝統芸能、日枝神社、神田明神の各氏子町会のみこしなど、総計2キロにわたる「大江戸活粋パレード」も繰り広げられた。