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人形町大観音寺で「除夜太鼓・新年太鼓」-大太鼓を打って年越し

今年7月に開催された「五穀厄払い」

今年7月に開催された「五穀厄払い」

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 人形町大観音寺(中央区日本橋人形町1)で12月31日深夜に「人形町 除夜太鼓」、1月1日に「新年太鼓」が開催される。

人形町大観音寺で12月31日深夜に「人形町 除夜太鼓」、1月1日に「新年太鼓」が開催される。

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 古くからの人形町在住者と、地方出身の在住者のコミュニケーション活性化を目的に、昨年秋に活動を始めた団体「聴信舎(ちょうしんしゃ)」(事務局=日本橋人形町1)と「人形町一丁目芳人(よしにん)町会」有志が共同開催する。

 同イベントでは、「除夜の鐘」に代わる「除夜太鼓」として、大観音寺本堂にある大太鼓を打ちながら年越しをする。同太鼓は、1931(昭和6)年に同寺が新装された際、記念に奉納されたもので、東京大空襲もまぬがれた縁起物だという。

 参加者は、1人3回ずつ太鼓をたたく。その3回には、「今年1年の厄災を打ち払い」「大災害の復旧・復興を打ち願い」「新たな都市の心願成就を打ち祈る」という3つの意味を込めた。除夜の鐘は108回が通例だが、同イベントの太鼓は希望者全員が参加できるよう、回数にはこだわらない。

 祈願料は800円。参加者には、干支(えと)の「辰(たつ)」をモチーフにした「開運かわらけ」と「福あられ」を進呈する。そのほか、「甘酒」(200円)や「開運夢枕」(1,000円)も販売。収益の一部は、東日本大震災遺児育英資金「桃・柿育英会」に寄付する。

 「大観音寺の住職・関口真流さんも、地域との絆を大切にされており、イベントを応援してくれている。ゆくゆくは人形町の風物詩になれば」と聴信舎代表の稲田喜由さん。

 開催時間は、除夜太鼓=31日23時~翌2時、新春太鼓=1月1日12時~16時。小雨決行。

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