ベンチャー支援企業「ジェイ・シード」(港区)が2月8日、起業家育成オフィス「Venture Generation」(中央区八重洲2)を3月にオープンすると発表した。
アメリカ人起業家のC.ジェフリー・チャーさんが経営する同社。アメリカ、日本で10数社のベンチャー企業の立ち上げやインキュベーション支援の経験を持つ。
同オフィスのターゲットは、国内のスタートアップ企業や日本への進出を希望している海外企業。デスク、キャビネットなどの家具や会議室、Wi-Fi、事務機器とともに、アドバイザーチームによるサポートや起業家たちが成長するためのコミュニティーを提供する。併せて、入居したベンチャーを支援するため、多数の学生インターンの採用を予定する。
アドバイザーチームは、経験豊富な起業家や投資家、企業のマネジメント、マーケティング、会計、法律など25人以上の専門家で構成。外国人の専門家も参加し、日本・海外双方の市場に精通したアドバイザーが海外展開のアドバイスや、これから日本市場に参入する海外企業への助言を与える。そのほか、メンバー集めや資金調達、事業開発に役立つワークショップやセミナーなどビジネス関連のイベントも開いていく。
オフィスは2フロアで構成され、フロア面積は180平方メートル。収容可能数は30席。3つの会議室を備える。契約内容が柔軟に変更できる料金体系を予定する。
入居は選抜制。選ばれた「VGメンバー」には、現在3社が内定しているという。