丸善日本橋店(中央区日本橋2、TEL 03-6214-2001)が7月31日から、丸善とニッカウヰスキーのタイアップ企画「バー読大賞2010」受賞本とウイスキーのセット販売を始めた。売り場は2階「お酒コーナー」。
気軽に楽しめるハイボールの浸透などで、国産ウイスキー市場は昨年11年ぶりにプラスに転じた。同時に、バーで本を読みながらゆっくりウイスキーを味わうスタイルなど、飲用シーンにも注目が集まっている。
「バー読」は「本をつまみにウイスキーに酔う上質な時間」を提案するニッカウヰスキー主催の企画。丸善日本橋店には「上質な時間を楽しむビジネスパーソンや年輩の男性客が多く、親和性がある」ことから、昨年4月に両社のタイアップが実現。自宅でも「バー読」を楽しんでもらいたいと書籍とウイスキーのセット販売を行い、好評を得た。今回は、その第2弾。
今年6月に「ウイスキーに合う本」を一般募集する「バー読大賞2010」を実施。丸善出版事業部長の吉田明彦さんと、ニッカウヰスキーチーフブレンダーの久光哲司さんによる審査の結果、2作品「ダナエ」と「食堂かたつむり」を大賞に選んだ。この2冊とセットで販売するウイスキーは、国際的なウイスキーコンテストである「ワールド・ウイスキー・アワード」や「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ」で世界最高賞を受賞した「竹鶴21年ピュアモルト」(180ミリリットル)。「食堂かたつむりセット」(3,295円)、「ダナエセット」(3,217円)として提供する。
「今回の受賞作は女性にも親しみやすい小説。これをきっかけに女性にも『バー読』を楽しんでもらえれば」と同店担当者は話す。
営業時間は9時30分~20時30分。8月14日まで。