東京メトロ小伝馬町駅近くにある異国雑貨食堂「ダリア」（中央区日本橋大伝馬町2、TEL 03-3663-3021）で9月29日、バリガムラン音楽の生演奏と踊りのイベント「金の星降る夜に」が開催される。

独特の空気感を持つ「ダリア食堂」店内

　同店は、1872（明治5）年に糸商として創業し、現在は不動産業を中心に展開する「岩崎商事」が運営。2002年に輸入雑貨販売部門として雑貨店「ダリア」をオープンし、2008年にはモロッコ料理を中心に提供する飲食店「ダリア食堂」を併設した。

　開店当初から民族音楽のライブなど、異国情緒を体験できるイベントを開いてきた同店。「アーティストの間での口コミや、食堂のお客さまからの申し出などがきっかけで企画が始まる」と店長の高森志帆さん。「イベントは、店が持つ空気感やフィーリングとマッチするかを重視している」とも。

　今回のイベントは、同店利用客の細金久美さんによる持ち込み企画。細金さんはもともと「週刊SPA！」などの雑誌を中心に活躍する写真家だったが、バリ舞踊に魅せられ、インドネシア国立芸術大学に留学。帰国後は、会社勤めをしながら、ヒーラー兼バリ舞踊家として活動している。当日は細金さんのほか2人が踊り手として参加し、ガムラン演奏には4人が出演する。

　細金さん自身が現地調達した食材を使ったバリ料理と酒も用意。調理を担当する高森さんは「できるだけ現地のリアルな料理に近づけたい」と意気込む。

　開演は18時。料金は1ドリンク付きで、前売り＝3,000円、当日＝3,500円。