日本橋エリアで10月9日、訪日外国人向け体験型イベント「OMOTENASHI NIHONBASHI」が始まった。
48年ぶりに東京で開催される国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会に合わせ、同エリアを訪れる外国人を対象に開催する同イベント。エリア内各所で日本らしさを演出する装飾やさまざまな日本文化の体験イベントを行う。
期間中、「日本橋」のたもとにある「花の広場」はコスモスやススキなどの日本ならではの秋の花による装飾、日本橋三井タワー(中央区日本橋室町2)は日本庭園と茶室をイメージした装飾を施す。「花の広場」は人力車発祥の地ともいわれることから、同エリアを人力車で巡る無料乗車体験イベントも開催。同広場とロイヤルパークホテル(日本橋蛎殻町2)をスタートする2コースを用意する。参加は同所で当日受け付ける。
そのほか、「YUITO」(日本橋室町2)での歌舞伎衣装の展示と着付け実演(11日~13日、鑑賞料無料)や、日本橋船着場を出発し、隅田川や東京湾を屋形船で周遊しながら、老舗割烹「日本橋とよだ」の弁当と日本橋芳町芸者とのお座敷遊びが楽しめる「日本橋OMOTENASHIクルーズ」(11日・12日、参加費5,000円、事前予約制)なども。
同イベント開催を機に、英語表記の日本橋観光マップの作成や同エリアの約250の飲食・物販店で英語メニューを用意するなど、外国人観光客に対するホスピタリティー向上の取り組みも進める。
同エリアでは現在、着物文化の体験イベント「TOKYO KIMONO WEEK」(9日~23日)、江戸をテーマにした日本文化イベント「EDO ART EXPO」(9月28日~10月16日)も開催中。外国人だけでなく、幅広い層の参加を呼び掛ける。
今月14日まで。