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日本橋女学館の生徒がにんべんとコラボ商品開発-キャリア教育の一環で

かつお節工場の職人さんの話に聞き入る女子中学生たち

かつお節工場の職人さんの話に聞き入る女子中学生たち

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 日本橋女学館中学校・高等学校(中央区日本橋馬喰町2)は11月、老舗かつお節メーカー「にんべん」(日本橋本町1)とのコラボ商品開発の授業を始める。

開講に先駆け、同社の工場を見学する女子中学生たち。

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 同校は1905(明治38)年、商家の子女教育を目的に創設された中高一貫の伝統校。社会的に自立した女性の育成を理念に掲げ、実践型のキャリア教育授業「にほんばし学」に取り組む。同企画は同プログラムの一環として、中学2年生を対象に開く。

 昨年度は、大手茶系飲料メーカー「伊藤園」(渋谷区)協力の下、商品の企画提案を体験。今回は、地元企業とのコラボレーションにより実際の商品化にまで挑戦する。来秋には、生徒が企画する商品が店頭に並ぶ予定だ。

 授業では料理の基礎知識も学ぶ。開講に先駆け、9月末には同社の総菜・ふりかけ製造工場(静岡県焼津市)とかつお節パック工場(同)を見学。生徒たちは初めて目にする生のカツオに驚きながらも、積極的に職人に質問を投げ掛けた。「ゆず味やしょうゆ味のかつお節があったらいい」など、女子中学生ならではの視点の提案も。「かつお節は脂肪分が少なく、必須アミノ酸が全て入っている健康的な食品。特長を生かした商品を作ってほしい」と、工場長の三浦高志さんは期待を寄せる。

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