日本橋浜町にドイツのインテリア製品を中心に扱う家具卸「RHINO creation(ライノクリエイション)」のショールーム(中央区日本橋浜町1、TEL 03-5829-8188)がオープンして7カ月がたった。
メーンで扱うのは、ドイツ人デザイナーのトーマス・ホフマンさんが手掛けるインテリアアートブランド「トムズカンパニー」の製品。米国同時多発テロの遺族らへの励ましをテーマにしたシリーズ「TOM'S Drag」や、ピアスや付けまつ毛、ブーツなどを身に着けたユニークな動物の置物などのユニークな作風で知られる。
同社社長の柳原宏明さんが、ホフマンさんが手掛けたサイのオブジェと出会い、「震災直後、沈んだ気分が鮮やかな色とデザインで勇気づけられた」ことをきっかけに、ホフマンさんに同ブランドの日本での販売を直接交渉。昨年2月、日本での正規代理店契約にこぎ着けた。当初はインテリアショップへの卸売り中心だったが、「デザイナーの思いを直接伝えたい」と同所にショールームをオープン。社名も、英語でサイを意味する「ライノセロス」から名付けたという。
店舗面積は約30坪。エッグスタンド「たまご天使」(3,150円)に卵形ハーブ栽培キットを飾るなど、生活空間の中でのインテリアアートを提案する。今後、レストランやショップのブランディングや内装デザインなど、異業種とのコラボレーションにも挑戦したいと意気込む。
営業時間は、火曜・木曜・金曜の11時~18時。その他は予約制。9月2日以降、営業日を変更の予定。