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人形町で「こども・若草歌舞伎」-家柄出身でない子どもたちが稽古の成果披露

子どもたちが稽古を積む

子どもたちが稽古を積む

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 日本橋社会教育会館(中央区日本橋人形町1)で8月9日~11日、「こども・若草歌舞伎公演」が開催される。主催はNPO法人「日本伝統芸能振興会」(八丁堀4)。

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 家柄出身でない役者を中心とした歌舞伎公演や全国の施設での出張公演、セミナー、ワークショップなどを展開する同会。「限られた人たちだけが演じることのできる特別な伝統芸能」としてではなく、訓練すれば誰でも演じることのできる「一般大衆のためのエンターテインメント」としての歌舞伎を広める活動に取り組む。

 「こども体験歌舞伎」は、家柄出身ではない子どもたちが家柄の師弟と同じ環境で歌舞伎の基礎訓練を受けることができる取り組み。性別や舞台経験を問わず、小学2年生から6年生を対象に募集した子どもたちが月5回程度の稽古を通じて、歌舞伎の立ち回り、せりふ、所作、日舞、義太夫、三味線、礼法、ボイスなどを学ぶ。同事業は2005年にスタートしたが、中学生・高校生となった初期メンバーの多くは将来、歌舞伎俳優や関係者を目指す「若草歌舞伎」として活動を続けている。

 同公演は、こども歌舞伎、若草歌舞伎のメンバーが日頃の稽古の成果を発表する場として行う。演目は、「菅原伝承手習鑑 車引」「白浪五人男」「義士外伝 大石東下り」、朗読歌舞伎「三人吉三巴白浪」、歌舞伎舞踊「かっぽれ」など。

 開演は、9日=13時・17時、10日・11日=11時・15時。入場料は、一般=2,000円、学生=1,000円。全席自由席。事前申し込みも受け付ける。

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