坂東玉三郎さん主演の演劇公演「日本橋」が映画化され、3月21日に全国で公開される。
昨年、日生劇場(千代田区)で上演され好評を博した同公演。大正時代の日本橋花柳界を舞台にお孝と清葉の2人の芸者、清葉に姉の面影を見る医学士・葛木、お孝の情夫・伝吾の男女4人の人間模様を描く泉鏡花原作の演目で、1915(大正4)年に初演。同公演で、玉三郎さんはお孝役を演じたほか、齋藤雅文さんとともに演出を手掛け、映像化に際しては編集にも参加した。
鑑賞料は2,000円(前売り券は1,800円)。全国のTOHOシネマズで上映。3月20日には、同日開業する「TOHOシネマズ日本橋」(中央区日本橋室町2)のこけら落とし作品の一つとして先行公開する。