JR新日本橋駅近くに4月12日、福島県の新しいアンテナショップ「日本橋ふくしま館 MIDETTE(ミデッテ)」(中央区日本橋室町4、TEL 03-6262-3977)がオープンした。県産の食品や工芸品などの販売のほか、観光や食の安全・安心への取り組みなどの情報を発信する。運営は公益財団法人福島県観光物産交流協会(福島県福島市)。
「福島県八重洲観光交流館」とともに、2拠点体制で首都圏での情報発信を強化
今年4月から6月まで「『福が満開、福のしま。』福島県観光キャンペーン」を展開している同県。福島第1原子力発電所事故後の風評の払拭(ふっしょく)と、イメージ回復も目指しており、先月リニューアルした既存アンテナショップ「福島県八重洲観光交流館」(八重洲2)とともに、2拠点体制で首都圏での情報発信を強化する。
「MIDETTE(ミデッテ)」の名称は、福島県の魅力や現状をより多くの人に知ってもらおうと、「見てね、来てみてね」という誘いの気持ちを方言風に表現したという。
店舗面積は137.5坪。このうち23坪は飲食コーナーで、テーブル20席とカウンター4席を設け、県の事業者らが入れ替わりで福島の味を販売する。メニューや期間は事業者ごとに異なり、その都度ホームページで紹介。日本酒の飲み比べコーナーも設置。量や銘柄によって価格は異なるが、福島県観光交流局県産品振興戦略課の笹木めぐみさんは「平日は毎日販売しているので、会社帰りなどに立ち寄ってほしい」とアピールする。
オープニングイベントとして12日・13日は、昨年の「B-1グランプリ」で1位に輝いた「なみえ焼そば」を飲食コーナーで販売したほか、「柏屋」(福島県郡山市)の薄皮まんじゅうを実演販売した。14日まで、イチゴやアスパラガスなど旬の食材を販売している。
営業時間は11時~20時(土曜・日曜・祝日は18時まで)。