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東京駅PRアニメ、フルバージョン完成-開業100年記念で

過去と現在を旅する5分20秒

過去と現在を旅する5分20秒

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 今年で開業100周年を迎える東京駅の魅力を伝える短編アニメ―ション「時季(とき)は巡る~TOKYO STATION~」のフルバージョンが6月25日、公開された。

 東京駅を舞台に「時間を超えた家族愛」をテーマにした同作。全編に、ソニーミュージックレーベルズ(千代田区)所属のアーティスト・さかいゆうさんの楽曲「時季(とき)は巡る」を起用する。東京ステーションシティ運営協議会、スカパー!で「MUSIC ON! TV HD」を放送する「エムオン・エンタテインメント」(港区)、「宇宙兄弟」や「銀の匙(さじ) Silver Spoon」などのヒット作を制作する「A-1 Picture」(杉並区)が共同制作した。

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 同作の主人公は、結婚を間近に控える29歳の美咲。東京駅に鉄道員として勤務していた亡き父の遺品を整理した際、古い写真と壊れた懐中時計を見つける。生前、すれ違いから距離を置いてしまった父を思ううち、その時計を唯一直せるという、かつて東京駅構内に存在していた時計店のことを知るというストーリー。

 作中、実際のJR東京駅の外観と構内が精密に描かれる。丸の内駅舎が創業当時の姿に復元された現代と1990年前後の東京駅の両方が登場し、5分20秒で同駅の歴史を表現した。

 主人公の声を担当した吉田聖子さんは「完成版を見たとき、絵と曲とシナリオの素晴らしさに涙した。大切な人に自分の思いを伝えることの大事さをあらためて感じた作品」とコメント。演出のヤマトナオミチさんは「自分が故郷から出てくる時、必ず使う東京駅。過去と現在が入り交じる映像に美咲と一緒に東京駅を巡ってくれるとうれしい」とも。キャラクターデザインと作画を担当した近藤圭一さんは、絵を描くために何度も東京駅を訪れたといい、「描くために観察してみると、駅構内を歩く人たちの表情、駅舎やホームの独特な形など、あらためて気付くことがいろいろあった。映像を見た人に、その東京駅の雰囲気が伝われば」と話す。

 併せて、英語、中国語、タイ語の字幕入りバージョンも公開された。

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