日本橋三越本店(中央区日本橋室町1)で8月20日、「ワールドウォッチフェア」が始まった。
約60種類のカラーダイヤモンド225個に10種類のカットを施した名品も
17回目を迎える同フェア。今年スイスで行われたバーゼルワールドやジュネーブサロンなどで発表された新作を中心に約50ブラントを集めた。本館1階中央ホールでは25日まで、フランク ミュラーの新作や、約60種類のカラーダイヤモンド225個に10種類のカットを施したバックス&ストラウスのユニークピース「ピカデリー プリンセス ロイヤル カラー」(税込み4億1,040万円)などを展示販売。フェアに先行して行われた予約販売も目標を2割上回り「消費税の影響も感じられないほど好調。お客さまの高額時計への関心が高まっているのでは」と宣伝PR担当は言う。
7階催物会場では企画展「Heritage of watchmaking(時計づくりの文化遺産)」も併催。19世紀中ごろ、ジラール・ぺルゴの創業者一族であったフランソワ・ぺルゴにより初めて日本でスイス時計が輸入販売されたときの懐中時計や、江戸時代の不定時法のころに使われていた櫓(やぐら)時計など、日本とスイスの時計ブランドの歴史を刻む品々を展示し、時計作りの伝統や奥深さを紹介する。今回特別に作られたセイコー社製のライオン像用大型腕時計オブジェも展示する。
開催時間は10時~19時。入場無料。フェアは8月31日まで(26日は休業日)。