中央区の複合施設「十思スクエア」(中央区日本橋小伝馬町5)で11月22日、「十思カフェ-茶道からエコロジーを考える」が開催される。主催は中央区が展開するNPOサポート組織「協働ステーション中央」。
毎月さまざまなテーマでゲストを迎え、お茶を飲みながら、地域のことや社会のことなどを話し合い交流を楽しむ同イベントは今回で41回目。当日は子どもたちへの環境学習活動を行うNPO法人フォーエヴァーグリーン(横浜市南区南吉田町3)の日系米人茶道家シーナ・アイリーンさんを招き講座を開く。
環境教材の発行や、ハリウッドでビデオレター「温故知新」を制作するなど環境保全活動に造詣が深く、茶道歴23年のシーナさんから温暖化防止案を考えるヒントとして、茶道と一期一会のおもてなしの心を学ぶ。来日してまだ2年足らずのシーナさんだが、華道の教授の資格を2つ持ち、日本舞踊や、着物の着付けも自分でこなすという日本通という。
「『モッタイナイ精神』が息づく日本の伝統文化を環境保全という視点で見直した時、新たな価値の発見と創造ができる」と同NPO理事長の渡邊圭さん。「外国人だからできる日本文化の魅力の発信もあるのでは」とも。
同NPOでは今後、日本橋公会堂との共同イベントや、来年2月に同ステーションで企画されているプレゼン大会への参加も予定しているという。
開催時間は14時~16時。定員は15人。入場無料