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大丸で仏作家展「パリからの詩」-色彩とモチーフが奏でる詩

家族を描いた作品「眠る子供の夢」

家族を描いた作品「眠る子供の夢」

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 大丸東京店(千代田区丸の内1)で現在、仏作家による絵画展「パトリック・ギシュトゥ~パリからの詩(うた)~」が開催されている。

ギシュトゥさんの作品をイメージしてコーディネートされたフードアート

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 パリ在住の作家パトリック・ギシュトゥさんは、パリ大学で社会学を学んだ後、独学で絵画作家となる。バラやリンゴといったモチーフをポエティックに捉え、幻想的な色合いと緻密な技法で描き出す。オイルとアクリル絵の具を使ったミクストメディアの技法で、浮き上がるモチーフと背景に敷いた別素材とのハーモニーが特徴的。

 ギシュトゥさんを初めて日本に紹介したのは、世界のアーティスト開発を手掛ける山中満子さん。山中さんとギシュトゥさんの出会いは、2010年のパリの展覧会。まるで音楽が流れ出てくるような詩的な絵画に一目で心を奪われ、「自分が日本に紹介したい」と、その場で買い付けを決めたという。以降、京都や東京での展示を企画し、今回が4回目。欧米では既に人気が出ている同作家の来日が待たれるが、日本での認知をさらに広めることが今後の目標だと山中さん。「現代版クリムトになってくれたら」とも。

 展示作品は、バラやリンゴをモチーフにしたものや家族を素材とした作品の他、2メートルある大作や、日本の女性をイメージした「geisha verte a l'evantail(緑をまとう芸者のセンス)」など約30点。ギシュトゥさん独特の世界観を余すところなく伝えている。

 営業時間は10時~20時(最終日は17時閉場)。営業無料。11月18日まで。

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