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エリア特集2017-03-01

【コラム】日本橋食い道楽入門 
「たいめいけん」タンポポオムライス

なぎ・寿司・天ぷら・蕎麦など老舗から中華や洋食、フレンチや

イタリアンの有名店まで、グルメな街日本橋をイラストレーター・タイゾー、

デザイナー・カトゥー、日本橋経済新聞記者・エンリーがめぐります。

 最初に訪れたのは1931年創業の「たいめいけん」。テレビや雑誌などでも頻繁に紹介されるオムライスが有名な洋食店です。作家・池波正太郎や画家・向井潤吉ら食通が通った店としても知られています。訪れたのは日曜日の夕方5時。ディナータイムには少し早いにも関わらず、すでに行列ができていました。行列の中に2代目茂出木雅章社長を発見!「いや、ぼくも並ばないといけないんだよね」24階は予約ができますが、日曜祭日は1階のみの営業なので要注意です。

 席に案内され、まず注文したのは看板メニュー、伊丹十三監督の映画「タンポポ」に登場する「伊丹十三風 タンポポオムライス」(11,950円、22,800円)です。映画「タンポポ」は売れないラーメン屋を立て直す物語を軸に、様々な人間模様と食にまつわるエピソードを散りばめており、作品の中でホームレスが子どもに作ってやったのがこのオムライス。伊丹監督が考案し同店が作成、上映後にメニューに採用されました。通常のオムライスと違い、ケチャップライスの上に半月状のプレーンオムレツがのせられています。カトゥーさんが代表してオムレツ入刀。ナイフをあてた瞬間、真っ白なお皿の上にふわトロの黄色い半熟卵が広がっていきます。「これがタンポポかーっ!」タイゾーさん、大興奮。

 「たいめいけん」は初代茂出木心護が銀座の「西支御料理処 泰明軒本店」へ修行に行き、1931年、のれん分けで独立したことがはじまりです。本店はシュウマイを最初に売り出したことでも知られ、中華料理のメニューも出していたそう。「たいめいけん」にラーメンがあるのも納得です。昭和23年当時とほとんど変わらない50円で提供される「ボルシチ」と「コールスロー」もはずせません。「ボルシチ」はラーメンのスープでとった出汁で作っており、トマトベースのさっぱりとした味わい。メニューを眺めているとあれもこれも食べたくなり、結局、カレーライスに海老マカロニグラタン、蟹クリームコロッケ、牡蠣と海老フライも頼むことに。どれも奇をてらわずシンプルながらしっかりとした味つけで存在感があります。一口食べれば老若男女問わず愛される理由が一目瞭然。お腹も心も満たされ、店を後にしたそばから「また食べたいね」が口をついて出てきました。

取材協力:たいめんけん2代目 茂出木雅章さん

【店舗情報】
「たいめいけん」
〒103-0027 東京都中央区日本橋1-12-10 TEL:03-3271-2465(代表)
https://www.taimeiken.co.jp/

イラスト:TAIZO

デザイン:加藤英一郎

:遠藤梨栄

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