日本橋の被災地支援カフェ「わたす日本橋」(中央区日本橋1、TEL 03-3510-3185)3階の交流フロア「わたすルーム」で7月16日、「南三陸復興応援大使」の任命式と意見交換会が行われた。主催は南三陸町。
南三陸町の復興まちづくりの情報を全国各地から発信支援する「南三陸夢大使」。これまでは同町出身者を中心に任命していたが、震災後はボランティア活動などで同町に縁のある全国の支援者の中から選ばれており現在27人。今回の意見交換会では全国から応援大使16人が駆け付け、活動報告や情報交換を行った。
本年度は、鈴木正人さん、望月吉雄さん、宮崎さち子さんの3人を新たに大使として任命した。新任大使の一人、宮崎さち子さんは三井不動産で働く会社員。同僚数人と個人的にボランティア活動を続けていたが社内で支援の輪が広がり、いつしか会社全体の取り組みにつながったという。
会場となった「わたす日本橋」は、日本橋と南三陸をつなぐ同社の支援活動の一環。「不動産という得意領域で、仕事を通じて支援できることがうれしい」と宮崎さん。「応援に行った自分自身が多くの感動と元気の源をいただいた。南三陸の自然や人情の魅力を全国の人に伝えたい」と話す。