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日本橋にカフェ「わたす日本橋」-東北の情報発信・交流の拠点に

港町の倉庫を想わせるシンプルな外観

港町の倉庫を想わせるシンプルな外観

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 日本橋に3月3日、「わたす日本橋」(中央区日本橋1-5-8、TEL 03-3510-3185)がオープンした。運営は三井不動産(中央区日本橋室町2)。

一番人気の「海宝のスチームプレート」。海のめぐみが詰まっている

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 「南三陸町と日本橋に、人と未来に、心の架け橋を」をコンセプトに、東日本大震災の復興支援の一環で東北の情報発信や交流を行う拠点として開く同店。店舗面積は3フロアで約50坪。座席数は30席。内装は白と茶を基調としたナチュラルでぬくもりある雰囲気で統一する。

 三井不動産の社員が南三陸へボランティアに行ったことがきっかけで、東北を応援したいという社員の思いを会社が形にした。店名には南三陸町や東北と日本橋をつなぐ「橋渡し」と「和を足す」「輪を足す」の意味を込めているという。

 1階・2階のカフェでは東北の食材を使ったメニューを提供し、食を通じて観光や特産物などの情報発信を行う。3階交流フロア「わたすルーム」では、現在、パネルや映像で南三陸の紹介を行っている。今後、都内の大学生ボランティアが被災地の中学生向けにオンライン学習支援を行ったり、復興関連イベントやワークショップなどを開いたりする予定。

 「日本の和や人の和を大切にしながらさまざまな輪を広げていけたら」と運営担当の村松一樹さん。「東北の食材や食文化を通して、継続的に復興支援を行っていきたい」とも。

 ランチメニューは、三陸の食材を使った和洋8品のお総菜や炊き込みご飯、スープなどをセットにした弁当スタイルの「わたすランチ」(1,380円)、三陸の魚介類でだしをとった「フィッシャーマンカレー」(980円)、くりぬいたパンを器にした「シーフードチャウダー」(980円)、メカジキのカツとアボカドにタルタルソースをかけた「三陸メカジキバーガー」(980円)など。各メニューには三陸わかめを練りこんだパンが付く。

ディナーメニューは、ホタテ、アサリ、ツブ貝、ムール貝、白身魚、銀シャケを使った「海宝のスチームプレート」(2,980円)、「帆立て貝とほうれん草のグラタン」(780円)、「『奥州いわいどり』のグリル~小さなライスコロッケを添えて~」(1,480円)、「伊豆沼産『伊達の純粋赤豚三枚肉』カルトッチョ」(1,580円)など。

ドリンクメニューは、「雪の松島 超辛口本醸造」(グラス=550円、4合=3,000円)、「裏霞 蔵の華 芳香辛口純米」(グラス=680円、4合=3,800円)、「南部美人特別純米酒」(グラス=730円、4合=4,200円)、「七福神 手造り大吟醸」(グラス=1,000円、4合=5,500円)、「一の蔵 玄昌大吟醸」(グラス=1,200円、4合=6,600円)など東北の地酒やワインも豊富に取りそろえる。

営業時間は11時30分~23時(日曜・祝日は18時まで)。

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