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茅場町に名古屋系居酒屋「じゃんだらりん」-名古屋のみそ味を東京でも

赤みそをたっぷり使った名物料理「赤味噌どて煮」(430円)

赤みそをたっぷり使った名物料理「赤味噌どて煮」(430円)

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 茅場町の坂本町公園近くに11月1日、名古屋を中心とする愛知県の郷土料理を提供する居酒屋「名古屋八丁じゃんだらりん」(中央区日本橋兜町、TEL 03-5651-2289)がオープンした。経営はジョイ(品川区)。

名古屋名物「金のシャチホコ」が来店客を出迎える

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 店名の「じゃんだらりん」は、愛知県東部の三河地方で使用される3つの語尾「~じゃん」「~だら」「~りん」をまとめたもので、三河弁を表現する際に使われる言葉。「東京ではなじみがない言葉をあえて店名にすることで、お客さんとのコミュニケーションのきっかけになればと、この名前を付けた」と話すのは同社社長の滝幸大(こうた)さん。愛知県豊田市で長年居酒屋を経営してきたスタッフをオープンに合わせて招き入れるとともに滝さん自らも店を切り盛りする。主なターゲットは茅場町で働く男性ビジネスマン。店舗面積は10坪、席数は23席。

 ランチメニューは、名古屋の赤みそを使った「みそ串カツ丼」(スープ付き)、唐辛子を使ったピリ辛の「台湾ラーメン」(ライス付き)、赤みそホルモン煮の「どてめし丼」(スープ付き)の3種類。食後にサービスするペットボトルのお茶が付き、いずれも500円。

 居酒屋スタイルで運営する夜のメニューは、コショウを利かせた「じゃんだら手羽先(5本)」(400円)、赤みそで煮込んだ煮玉子「みそ玉」(100円)、三河湾で獲れた深海魚「目光りの唐揚げ」(480円)など。名古屋独特の素材や味付けをベースに、同店ならではの工夫を凝らしたメニューを多く提供する。客単価は2,000~2,500円。

 「茅場町という土地柄、証券会社で働くビジネスマンの来店が多い。特にランチはメニューを3種類に絞って手早く出せるようにしているため、1人でパッと食事をしてすぐに会社に戻ることができる。多忙な証券マンに重宝されている」と滝さん。一方、ディナーでは「仕事帰りのビジネスマンが2~4人程度のグループで来店し、ワイワイ飲むのが主流」だという。

 「しょうゆ文化の東京で、名古屋のみそ味が受け入れられるのかがチャレンジ。東京では、名古屋料理で勝負する居酒屋はまだそれほど見当たらない。味には自信があるので、口コミで評判が広がってくれれば」と話し、「将来は、その時々の旬の素材を使ったオリジナルの料理も出していくようにしたい。目指すのは、カウンターの常連さんが楽しめる店」と意気込みを語る。

 営業時間は、ランチ=11時~14時(月曜~金曜のみ)、ディナー=17時~23時(月曜~金曜)、16時~23時(土曜)。日曜・祝日定休。

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