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人形町に漁師焼き居酒屋「海族」-海好きのオーナーが出店

創作タジン鍋「漁師焼き シチリア風」

創作タジン鍋「漁師焼き シチリア風」

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 水天宮前交差点近くに「漁師焼き」をメーンとする居酒屋「海族(かぞく)」(中央区日本橋人形町2、TEL 03-3662-8272)がオープンして1カ月が過ぎた。経営は「Voyage」(日本橋大伝馬町1)。

「海族」の店内

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 大伝馬町や蛎殻町でチェーン系居酒屋のフランチャイズ店を経営している同社。同店は、独自ブランドによる初の出店となる。オーナーの久保田修さんは千葉県出身の海好きで、スキューバダイビングのインストラクターライセンスを保有し、週2回は海に通うという。漫画「ワンピース」の大ファンでもあり、「自分が作った船にみんなで乗りたい」と社名は「航海」を意味する言葉を選んだ。店名も、「一緒に働く仲間とは家族以上に長い時間を過ごすのだから、家族だと思って接していきたい」と「海族」を当て字で「かぞく」と読む。

 店舗面積は22坪。席数は42席。カナダにあった納屋を解体したという古木材を内装に使用。架橋100周年を迎える日本橋にちなみ、古き良きものを大切にしたいという思いを込めたという。各テーブルの上には漁船風に裸電球をつり下げる。

 メーンとなるメニューは、「漁師焼き」と名付けた創作料理。タジン鍋に魚介類と野菜を並べ、蒸し焼きにする(すべて注文は2人前から)。一番人気の「シチリア風」(980円)はトマトソースをベースに使用。おすすめの「房総風」(1,380円)は千葉県産の魚介をふんだんに使い、イカワタソースの濃厚な味わいが特徴。そのほか、「北海風」「メキシコ風」「タイ風」(以上980円)、「マレーシア風」「カリフォルニア風」(以上780円)、ロブスターを1匹まるごと使った「海賊風」(2,480円)を取りそろえ、いずれも最後に余っただしでリゾットを楽しめる。

 そのほか、定番の居酒屋メニューを中心に季節ごと豊富なフードを提供。ドリンクは、ビール(ジョッキ=550円、グラス=400円)、ホッピー(白・黒、450円)、サワー(500円)、日本酒(1.8合、600円~)、焼酎(500円~)のほか、22種類のボトルワイン(1,850円~)を取りそろえる。客単価は3,000円~4,000円。

 ランチメニューは、「今週のサービスパスタ」(500円、数量限定)、「煮込みデミ玉ハンバーグ」「あったかヘルシー野菜(蒸鍋)」(以上850円)、「豚のしょうが焼き」(880円)、「特製カレー」(900円)。すべてパン、スープ、サラダが付く。今月末まで追加のコーヒーを無料で提供している。

 オープンから1カ月がたった現在、女性客が8割を占めるという。「もっと地元のサラリーマンなど男性に利用してほしい」と久保田さん。「『海』は、自分にとって仲間がいて癒やされる場所というイメージ。今後、店内にお客さんから提供してもらう写真を飾っていきたい」とも。

 営業時間は、ランチ=11時~14時(月曜~金曜のみ)、ディナー=17時~23時。日曜定休。

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