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小伝馬町で三遊亭遊雀さん落語会 「おいしい」と「笑い」提供続け111回

キウイ寄席100回の様子(写真提供=高倉夢さん)

キウイ寄席100回の様子(写真提供=高倉夢さん)

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 第111回キウイ寄席「三遊亭遊雀のほろ酔い落語会」が11月21日、小伝馬町の多目的スペース「ギャラリーキッチンKIWI」(日本橋本町3)で開催される。主催はキウイラボ(同)。

料理教室と自然科学をテーマにしたトークイベントを定期的に開催

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 同社社長の畠山泰英さんは2011年(平成23)年、同社が入るビルの1階にキッチンを備えた同スペースを開設。料理家のスヌ子さんが料理教室を、エディトリアル・ディレクターの泰英さんが自然科学をテーマにしたトークイベントを、それぞれ定期的に開催してきた。

 イベントに落語会を加えたのは、「3つ目に『笑い』があるとバランスが良い」と泰英さん。2011年10月にスタートし、2019年からは月1回の開催を続けている。泰英さんの実兄で真打の落語家・三遊亭遊雀さんが、各回一席の古典落語を披露する。

 111回目となる今回のテーマは「落葉」。19時からスヌ子さんの大皿料理と畠山さんが選んだ4種類の日本酒を提供し、19時30分から遊雀さんが古典落語を披露する。終了後はそろって酒と料理を囲む。泰英さんは「定員20人の小さな会だが、毎回4本の1升瓶と持ち込み分の酒が全て空になる酒好きの会」と話す。

 料理は、「囲む場を作る」ことを念頭に前もって内容を決めず、その日に手に入る食材を使う。特別な食材は使わないという。落語の演目も、当日の客の様子を見てから演目を決める。

 「お客さんは年齢も住んでいるところもバラバラ。40代~50代が多いが20代、70代も。落語も他のイベントも常連が多く、日本橋在住在勤者の参加率は低い。ここ3、4年は近所の人が少しずつ参加してくれるようになった」と泰英さん。コミュニケーションが緊密になり、常連からの意見を採用して落語の演出におはやしの生演奏を採用したことも。100回記念には、キウイ寄席にちなんだデザインをちりばめたオリジナル風呂敷を作り参加者に進呈した。

 泰英さんは「111回も続けられたのは参加してくださる皆さんのおかげ。200回、300回と続けていけたら。特別なことをするわけではないが、一回一回を満足してもらえるようにしたい。近所のヒトにももっと足を運んでもらいたい」と話す。

 開催時間は19時~21時30分。参加費は7,700円。要予約。

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