小伝馬町のギャラリー「ソーンツリー ギャラリー」(中央区日本橋小伝馬町、TEL 03-6661-1375)で6月27日、イラストレーター足立拓人さんの個展「ASHIDE TATELU(アシデ タテル)」が始まる。
足立さんは3年前にアーティスト集団「KNAKED(ネイキッド)」を発足し、イベント企画やオリジナルグッズの制作、フリーペーパー「comic Krow」を発行。誌面やグッズのデザインを担当する。昨年からは、スペイン在住のアーティスト浜田美南さんとのユニット「MAMI」を立ち上げるなど、国内外のクリエーターとのコラボ活動を続けている。
同展は足立さん初めての個展。タイトルの「ASHIDE TATELU」は自身の名前「足立」にもちなみ、「自分一人の足で立つ機会」と位置付ける。1年以内に描きためた作品約100点で構成する予定だが、展示の仕方は「当日まであえて考えを固めず、その場で配置を決め、ギャラリーの空間を目いっぱい生かしたい。当日まで変化し続ける実験的な空気を表現できれば」と足立さん。
同ギャラリーの大久保加津美さんは、足立さんの魅力を「人を食ったようなところが魅力的。しかし、そう見えて律義でまじめ、一生懸命」と話す。「一見すると、行き当たりばったりで進んでいるような印象だが、オファーから3カ月という短期間でも、『やるっきゃねぇ!』を合言葉に爆発的な創作力と根性で乗り切る」とも。
営業時間は12時~19時。日曜休館。入場無料。一部作品は販売する。7月9日まで。