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食品卸「国分」、食のセレクトショップ「ROJI日本橋」開設

「江戸の長屋」をイメージした開放的で安心感のある店舗

「江戸の長屋」をイメージした開放的で安心感のある店舗

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 酒類・食品卸売業大手の「国分」は8月8日、本社ビル1階に自社ブランド商品を取り扱うセレクトショップ「ROJI日本橋」(中央区日本橋1、TEL 03-3276-4162)をオープンした。

売れ筋はかつお節専門店「にんべん」とのコラボ商品「ぬれおかき」

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 1712年に創業し、日本橋1丁目1番地に本社を置く同社。「K&K」の登録商標で知られ、食品卸売業としては全国1位の売上高を誇る。

 同店は同社が来年創業300周年を迎えることを記念し、「食のセレクトショップ」として出店した。「国分の食の『今まで』と『これから』に出会える空間」をコンセプトに、「K&K缶詰」をはじめとする自社ブランド商品を販売する。同社による小売店の出店は全国初。店舗面積は7坪。

 売れ筋は、かつお節専門店「にんべん」とのコラボ商品「にんべんつゆの素 ぬれおかき」(370円)や、1912年の発売以来辛めのしょうゆ味が人気の福神漬け「桐印 日本橋漬」(瓶入り=540円、缶入り=470円)など。そのほか、酒に合うつまみやせんべいなども多数取り扱う。主な客層は50~60代で、日本橋かいわいを散策中に立ち寄るケースが多いという。

 同店が位置するのは日本橋川沿いの「路地」と呼ばれていた場所で、店名の由来でもある。「江戸の長屋」をイメージした店舗デザインは、道路から日本橋川の川辺へと抜ける路地空間を生かした作り。店頭には木製デッキの「お休み処」を配置した。

 「陳列する商品は、自分たちにとっては全て宝石のようなもの。季節によって取り扱う商品を変え、日本橋を訪れる多くの人に国分の商品を知ってもらいたい」と同社担当者。来店がてら奥のデッキで休憩する人も多く、「古くて新しい日本橋の空気を吸って、元気になって帰ってもらえれば」とも。

 営業時間は11時~18時30分(土曜・祝日は18時まで)。日曜定休。

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