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富沢町のカフェ内に「P2G第二実験室」-かばんとニットの作家が直営店

テーマは「カフェの中の直営店」

テーマは「カフェの中の直営店」

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 人形町交差点近くにあるカフェ「オムチャントーン」(中央区日本橋富沢町4、TEL 03-6206-2626)3階に3月12日、かばん作家とニット作家の直営店「P2G第二実験室」がオープンした。

初日はカガリさんの作品だけでオープン

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 これまで同フロアは、かばん作家・カガリユウスケさんが選んだ、さまざまな作家の作品の展示・販売を行うセレクトショップとして運営してきた。今回、東神田でカガリさんとアトリエ「P2G」を共同運営しているニット作家・トキトモコさんが参画し、2人の作品を販売する直営店へリニューアルした。「自分たちくらいの作家が単独で直営店を持つのは難しい。アトリエと同じでルームシェアの延長」とカガリさん。

 空間設計は「オムチャントーンを使ってどうするか」という発想からスタートした。狭い階段を上る3階へのルートや木を多用したナチュラルな内装、店内で常に聞こえる森の中にいるようなBGMなどから「山小屋」をイメージし、フロアのアプローチに「トンネル」を設置。カフェの全フロア貸し切り使用に対応するため、この「トンネル」は収納を兼ね、滑車20数個が付いた可動式にした。店舗面積は27平方メートル。

 カガリさんの作品はテクスチャーにこだわりのある革製品が中心。「廃墟」や「壁」をモチーフとした独特の質感で「自分にしか作れないかばん」を生み出す。同店ではこれまでのアーカイブから、バッグ(約2万円~6万円)、財布(1万3,000円)、ブックカバー(7,000円~)、名刺入れ(3,500円~)などを取り扱う。

 グラフィックデザイナーでもあるトキさんによるブランド「mokely(モキリー)」は、「1ピクセルの組み合わせ」で完成させるという手編みのニットウエアが特徴。顔や文字を編み込んだり、変形させたりしたデザインの洋服や小物を展開する。トキさんは「現在子育て中のため」、最近の作品には子ども向けの服も多い。価格は約2万円~3万円。

 初日は、11日に発生した東日本大地震の影響で設営が間に合わず、カガリさんのブランドの商品のみでオープンし、予定していたライブイベントも中止した。

 営業時間は14時~19時(19時以降は予約制)。日曜・祝日定休。

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