日本橋、浅草橋、神田を結ぶCET(Central East Tokyo)エリアのショップガイドマップ「EAST TOKYO MAP」が8月23日、発行された。発行元は、ウェブや本の制作を手がける「アンテナ」(中央区日本橋本町4)。
「この街で働く人、旅行者、散歩する人、ショップやオフィスの移転を考えている人のための地図」と同社社長の安田洋平さん。「街が再編集され始めた今、地図が必要だと思った」とも。
同エリアでは近年、新しいショップやギャラリーのオープン、オフィスの転入などが目立つ。しかし、それらの情報をまとめたものがなく、興味を持った人が訪れたが定休日だったというような「人と店のニアミス化が起きている」という。「いつオープンしているのかがすぐ分かるよう工夫した」と安田さん。
今年2月に企画を立ち上げ、約半年をかけて完成した。アートギャラリー、アパレルや雑貨のショップ、カフェ、レストランなど約65店の情報と地元在住・在勤者の「おすすめレストラン」などの口コミを掲載。初回は2万部を発行し、エリア内の各店舗で配布している。
「このエリアの変化は、まだまだ進行中。もっと掲載情報を増やして、エリア外の人にも広げていきたい。今後はマルチリンガル対応で、海外の方にも東京の今を感じてもらえれば」と期待を寄せる。