三井不動産(中央区日本橋室町2)は11月15日、日本橋室町地区にオフィス・商業施設・シネマコンプレックス・賃貸住宅から成る複合施設を着工したと発表した。
同施設の建設は「室町東地区開発計画」の第2弾。建物は2014年1月に完成し、同3月に商業施設をオープンする。
地上22階、地下4階建て。延べ床面積は約6万3,000平方メートル。地下歩道で東京メトロ三越前駅と連結するほか、仲通りを挟むコレド室町とは連結ブリッジで接続する。
テナントは、「日本橋エリアに不足している時間消費型を意識した」という。同エリア初となるシネマコンプレックス「TOHOシネマズ日本橋(仮称)」は9スクリーン、約1800席を計画する。上映ラインアップはハリウッドの大作や人気の日本映画に加え、単館系のアート作品やアジア映画、アニメ作品などバラエティーに富んだ作品を予定。デジタルプロジェクターの特性を生かしたコンサートや演劇、スポーツなどのライブビューイングにも取り組むという。
そのほか、通りのにぎわいを創出する物販・飲食店の入居を予定する。