日本橋を中心とした東京でのランニングをナビゲートするガイド組織「ランピックトウキョー日本橋」(事務局=中央区日本橋兜町9)は5月3日、超長距離ランニング企画「キョリピック」を始動する。
観光名所や景観の良い場所を中心に都内のコース約10キロを走る無料ランニングツアー「ランピック」を月1回開催する同組織。タイムを競わず楽しく走ることをテーマに活動している。
今回の企画では、日本橋から伊勢神宮までの東海道約460キロを数日間で走破することを最終目標に、1年半の練習期間を設け、イベントを通じて長距離ランの経験を積む。ランニング「伊勢参り」は、2013年10月に行われる伊勢神宮の20年に一度の行事「式年遷宮」の時期に予定する。
江戸時代、庶民の間で人気を博した滑稽本「東海道中膝栗毛(くりげ)」を挙げ、「自由に旅行ができなかった当時は、伊勢参りは片道2週間以上を要した徒歩の旅だったが、現代は道が整備されており、その半分で走破できる」と同組織を主宰する塚田秀伸さん。「どこまでも走り続けてみたい、フルマラソンじゃ物足りなく感じてきたというランナーにぜひ参加してほしい」とも。
初回の練習は5月3日。日本橋から鎌倉までの約60キロを走る。朝6時に「日本橋」をスタートし、鎌倉への到着予想時刻は17時ごろ。あらかじめ休憩場所を決め、その間のランニングは各自のペースで行う。帰りは公共交通機関を利用し、途中帰京や途中参加も可能。次回は小田原を目指し、今秋以降、月1回の練習ランを開催する。
参加無料(損害保険100円のみ徴収)。申し込みは、メール(tuka@t-d.nu)で受け付ける。前日昼時点での降水確率が40%以上の場合は中止する。