食べる

日本橋本町に海鮮居酒屋「日本橋鮮魚卸売市場」-鮮魚問屋とのコラボ出店

箱ウニなど12点を舟盛りにした「魚市場の刺し身盛 沖盛り」(2,980円)

箱ウニなど12点を舟盛りにした「魚市場の刺し身盛 沖盛り」(2,980円)

  • 0

  •  

 日本橋本町に4月11日、海鮮居酒屋「日本橋鮮魚卸売市場」(中央区日本橋本町1、TEL 03-3517-3232)がオープンする。鮮魚問屋の「鷹丸」(千葉県市川市)と「本家いなせや」などの居酒屋チェーンを展開する「江戸しぐさ」(中野区)による共同運営。

「粋札(いきふだ)」で店舗全体の活性化を狙う。

[広告]

 日本橋には江戸時代、国内最大の魚市場があったが、関東大震災以降、築地に移転。同店は当時の活気の再現を狙い、店舗面積100坪、席数162席の大型店として出店する。「日本橋は大手企業も集まっており、ビジネスマンも観光客も多い。それでも昔のような元気が失われつつあるように感じる」と、江戸しぐさの橘達也社長。「魚市場があったころのような元気を街に取り戻したい」と意気込む。

 店内は、「下町の粋な居酒屋」をイメージ。「遠くからでも威勢の良さが伝わるように」と、ガラス張りの空間に明るい照明を採用し、大型のショーケースで新鮮な魚介類を販売する。「日本橋は住宅街でもあり、築地まで魚を買いに行くという地元の方も多い。夕飯の魚を買うついでにランチをしたり、店で食事をした後にお土産を持ち帰ったりというような相乗効果にも期待している」と橘社長。

 同店では、「粋札(いきふだ)」という独自の仕組みを採用。来店客に1人1枚ずつ木製の「粋札」を配り、「元気をもらった」「粋」と感じたスタッフがいたら札を手渡す。渡すスタッフがいなければ、会計時にお通し分を値引きする。欧米で一般的なチップに近い考えを取り入れることで、店舗全体の活性化を狙う。

 主なメニューは、箱ウニなど12点を舟盛りにした「魚市場の刺し身盛 沖盛り」(2,980円)や「渡りガニの天ぷら」「カニクリームコロッケ」(以上1,000円)、「にぎり盛り合わせ」(1,980円)などの魚介類を中心とした料理。ドリンクメニューは、「たる生ビール」(480円)、「ハイボール」(380円)、「旬のフルーツハイ」(580円)のほか、「高清水」(380円)などの日本酒、焼酎を30種以上用意する。想定客単価は4,000円。

 ランチタイムには、「タカマル刺し身定食」(1,000円)、サケといくらの「赤丼」、解体したてのマグロのづけを使った「黒丼」(以上980円)、「キンキの煮付定食」(1,280円)などを提供する。

 営業時間は、ランチ=11時~15時。ディナー=17時~23時30分。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース