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人形町に能登食材メーンの「ビストロマルゼン」-能登出身者が脱サラ開業

能登の食材をメーンに海の幸、山の幸をそろえる

能登の食材をメーンに海の幸、山の幸をそろえる

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 人形町に7月6日、石川県能登の食材をメーンにしたフレンチレストラン「ビストロマルゼン」(中央区日本橋小舟町、TEL 03-6661-7391)がオープンした。

オーナーの前職を活かし、外壁は丁寧な緑化工事が施されている。

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 オーナーは能登出身の荒井朱理さん。以前は、建物の屋上や壁面の緑化工事の施工会社に勤めていたが、仕事を通じて飲食店と関わる中で、故郷の食材を使った店を自ら開きたいと思うようになったという。「能登食材なら和食という固定観念や豪雪地の何となく薄暗いイメージがある。それを壊すような、明るく親しみやすいフレンチビストロを作りたかった」と荒井さん。フランスの有名店で経験を積んだシェフ・鈴木昌嗣さんとの出会いが、同店を開くきっかけになった。

 店名は、人の輪をイメージした「マル」と、荒井さんの出身地である石川県門前町の「ゼン」をつなげた。「能登の食材の素晴らしさを通じて、たくさんの人の輪をつなげていきたい」と荒井さん。

 店舗面積は10坪。席数は、カウンター=7席、テーブル席=7席。ヨーロッパのバルをイメージしたというコンクリートむき出しの床に石川県から仕入れた杉の木を使った一枚板のカウンターを配し、朱色の壁紙は輪島塗の色彩と荒井さんの名前にちなむ。前職の経験を生かし、外壁にはグリーンをあしらった。

 メニューには、季節に合わせた海の幸、山の幸をそろえる。半頭単位で仕入れた豚を使った「能登赤豚の手作りソーセージ」(500円)や「パテ・ド・カンパーニュ」(650円)、「七尾湾の岩カキのムニエル」(450円)、「鮮魚のポワレ」(1,000円)など。ドリンクは、生ビール(600円)、ワイン(グラス=600円~、ボトル=2500円~)などを用意する。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時(月曜~金曜)、ディナー=17時30分~23時30分。日曜・祝日定休。

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