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日本橋兜町にパスタ専門店「マリアーノスパゲティ」-サイゼリヤが新業態

明るい赤が印象的な「マリアーノスパゲティ」の外観

明るい赤が印象的な「マリアーノスパゲティ」の外観

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 日本橋兜町の平成通り沿いに9月13日、パスタ専門店「マリアーノスパゲティ日本橋兜町店」(中央区日本橋兜町、TEL 03-5642-6002)がオープンした。経営はサイゼリヤ(埼玉県吉川市)。

シンプルさ、低価格に加え、オーダーから2分以内に提供する

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 同店は、同社が手掛ける新業態「マリアーノスパゲティ」の1号店。店舗面積は約12坪で、席数はカウンターを中心に19席。同社の主力チェーン「サイゼリヤ」同様、セントラルキッチン方式を採用し、「カミッサリー」と呼ばれる食品加工工場でほぼ全ての調理を行い、店舗のオペレーションを簡略化。食材も既存業態と共通化し、新規投資を抑えた。

 スパゲティは店舗で最終調理し、アルデンテで提供する。ソースは、「ミートソース」「たらこソース」「ベーコントマト」「和風きのこ」「カルボナーラ」「ペペロンチーノ」の6種類を用意。麺の量は、スモール(200グラム=290円)、レギュラー(300グラム=390円)、ラージ(400グラム=490円)から選択できる。

 シンプルさ、低価格に加え、オーダーから2分以内に提供することが特徴。「近隣の、忙しく働くビジネスパーソンのニーズに応えたい」と同社広報室の池田広行さん。「スパゲティだけで満足感が得られるよう、サイゼリヤよりも若干味を濃くした」とも。14時以降はグラスワイン(白・赤、各120ミリリットル=100円)や「イタリア直輸入ミラノサラミ」(240円)などのサイドメニューも用意する。「今後は、地域に合わせた独自メニューを打ち出していく予定」と池田さん。

 「マリアーノ」とは、同社の創業者である正垣泰彦会長が、レストランチェーンの開業にあたり視察し、その店の味に感銘を受けたローマのレストランの名前。その味を自らの原点にしようと決意した正垣会長は、以後40年間、毎年従業員と共に同店を訪れているという。同社は、2005年以降、「サイゼリヤ」以外の新業態を複数展開してきたが、本格展開につながったものはまだない。今後の出店計画は未定ながら、原点の名を冠した同業態に注目が集まる。

 営業時間は11時~23時。日曜・祝日定休。

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