日本橋小網町の小網神社（中央区日本橋小網町）で11月28日、「どぶろく祭り」が開催された。

江戸後期に始まり、200年以上の歴史を持つ「どぶろく祭り」

　1466年に創建された日本橋七福神の一つで、福禄寿（ふくろくじゅ）・弁財天を祭る。近年は、メディアでパワースポットとして取り上げられたことで人気を呼び、若い世代の訪問が増えているという。

　同祭りは、五穀豊穣（ほうじょう）を感謝する「新嘗祭（にいなめさい）」で供え物のにごり酒「どぶろく」を参拝者に振る舞ったことが起こり。江戸後期に始まり、200年以上の歴史を持つ。

　新嘗祭は本来11月23日に行われるのが習わしだが、同地域は休日の人口が減るため、例年11月28日（日曜の場合は29日）に開催。当日は、近隣の住民や在勤者が参拝に訪れ、無料で振る舞われる「どぶろく」を楽しんだ。

　同神社では、ススキでできた強運厄よけのお守り「下町のみみずく」を同日から正月にかけて授与する。