日本橋堀留町に1月15日、豚丼専門店「ぶたいち・北海道番屋」(中央区日本橋堀留町1、TEL 03-3361-2944)がオープンした。経営は食品卸「北海道物産研究所」(北海道札幌市)。
食肉加工卸が本業の同社。20年以上扱ってきた豚肉で炭火豚丼を開発し、十勝地方で豚丼店2店を経営する。同店は道外初出店。「十勝で確立した豚丼の名前で、東京で勝負してみたい」と同社取締役の野呂俊雄さん。
店舗面積は35坪。席数は73席。内装は、温かみのあるオレンジ色の照明と明るい木目の床で和風に仕上げた。個室も完備する。
同店の豚丼は十勝をはじめとした北海道産の豚肉を使用。同じく北海道産の昆布や丸大豆醤油などを配合した特製タレに漬け込み、焼く直前まで真空で低温熟成する。空気に触れさせないことで酸化を防止し、柔らかくジューシーに仕上がった肉を炭火で焼き上げ、ガス釜で1升ずつ炊く国産コシヒカリに合わせて提供する。数種の魚節と昆布でだしを取り、割烹の職人が監修したレシピを再現したみそ汁や化学調味料を使わない手作りの漬物など、付け合わせにもこだわる。「ロース豚丼」「バラ豚丼」はともに870円。「特上ロース豚丼」は1,080円、「ロース・バラミックス豚丼」は890円。豚丼は持ち帰りもできる。
夜は業態を変え、北海道から毎日届く食材を使った魚介居酒屋「北海道番屋」として営業。「北海道の味をそのまま味わえる店」と瀧澤守店長。「炭火焼たらばがに」「酒蒸したらばがに」「特大活蝦夷(えぞ)あわび」(以上1,980円)や「浜茹毛がにボイル姿」(大・約1キロ=5,980円、中・約700グラム=3,980円、小・約400グラム=1,980円)、「炭火焼特大ホッケ」(880円)、「炭火焼活ホタテ」(580円)、「ボタンエビ塩ふり焼き」(980円)など、毎朝とれた新鮮な魚介類を産地から取り寄せ、「その日にしか食べられない」食材を提供する。
営業時間は、ランチ=11時~14時、ディナー=17時~23時。日曜・祝日定休。