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人形町にカレー専門店「モンタンベール」-恵比寿の人気店が移転・再開

オーナーシェフの伊藤さん、モンブラン滑降の写真の前で

オーナーシェフの伊藤さん、モンブラン滑降の写真の前で

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 日本橋堀留町のアパホテル(中央区日本橋堀留町2)内に昨年12月1日、カレーをメーンとした「モンタンベール」(TEL 03-5651-7866)がオープンした。

「再開するまで、一切他のカレーを食べずに待っていた」という常連客も

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 店主の伊藤義信さんは都内のホテルのフレンチレストランでの勤務経験を持ち、約5年前に恵比寿で独立開業。多くのテレビや雑誌に取り上げられ、常連客でにぎわう人気店となったが、自身の体調不良のため営業継続が困難となり、昨年1月に閉店した。しかし、伊藤さんの元には再開を望む多くの声が届き、「何とか、もう一度お客さまにこの味を届けたい」という思いを抱えていたという。体調が回復したことで再オープンを決意。友人から紹介された人形町に移転し、再スタートを切ることになった。

 「再開するまで、一切他のカレーを食べずに待っていた」という常連客もおり、「料理人は多くのお客さまとご縁を結ぶことができる素晴らしい仕事」と伊藤さん。「人形町で再スタートできたチャンスを大切に、多くのお客さまとの出会いを大切にしたい」とも。

 同店のカレーは、ブイヨンに数種のスパイスと野菜をブレンドし、じっくりと煮込んだソースが特徴。油と小麦粉を使わずに仕上げるため、「腹にもたれず食が進む」という。鹿児島県出水市の地鶏を使った「チキンカレー」、オーダーが入ってからエビをソテーする「プリプリ海老カレー」(以上850円)、半熟オムレツをたっぷりのせた「ふわっとオムレツカレー」、旬の野菜を使った「たっぷり野菜カレー」(以上1,000円)などをそろえる。「もう少しスパイシーなものがほしい」という常連客の声に応えてメニュー化された「恵比寿カレー」(930円)は、通常のソースよりも辛さを増し、わずかにナッツの甘みを利かせた。

 ランチタイムには、150円追加でドリンクとデザート付きのセットを提供。ディナーでは、「グリル野菜のアンチョビソース」(1,200円)などの前菜や「アウグスビール」(680円)などのアルコールメニューも提供する。

 若いころ、プロスキーヤーを目指し、海外でもよく滑っていたという伊藤さん。店名はフランスのモンブランの麓を走る登山鉄道の終着駅の名前に由来する。長いホテル勤めを終え、料理人としての自分の最後の終着点として開いた店には、この名前を付けたいと考えていたといい、店内にはモンタンベール駅やモンブランを滑降する伊藤さんの写真、古いスキー板などを飾る。店舗面積は23坪、席数は44席。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分(祝日は14時まで)、ディナー=18時~22時。日曜定休。同ホテル宿泊客向けの朝食営業は年中無休。

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