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日本橋室町にカステラ専門店「文明堂東京」新本店-カフェも併設

日本橋文明堂と新宿文明堂が再合併し、同社が誕生

日本橋文明堂と新宿文明堂が再合併し、同社が誕生

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 日本橋室町に2月4日、カステラ専門店「文明堂東京」(新宿区)の新本店(中央区日本橋室町1、TEL 03-3241-0002) がオープンした。

「カフェをきっかけに、若い女性やファミリーにも商品の魅力を伝えたい」と同社管理部の仁平勝之さん。

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 「カステラ一番、電話は二番」のCMで知られる文明堂は1900(明治33)年に長崎で創業し、1922(大正11)年に東京へ進出。その後、地域ごとに分社・のれん分けを行いながら成長したが、近年は「のれん分けから統合」へと経営の方向性をシフト。最後ののれん分けから半世紀が過ぎた2010年、日本橋文明堂と新宿文明堂が再合併し同社が誕生した。

 同店は、ビルの建て替え工事に伴い仮店舗で営業していたが、新たに完成したビル1階に再移転。「人と人とのつながりの中にある、ほのぼのとしたぬくもりのある幸せ」をサービスコンセプトに再出発した。店舗面積は66坪。インテリアデザイナー・飯島直樹さんが店舗設計を担当し、白と茶色を基調に、ガラス張りの開放的なデザインに仕上げた。

 商品カウンターでは、「特選五三カステ羅」(1,470~7,875円)や「特選ハニーかすてら吟匠」(1,470円~6,300円)など5種類のカステラや、どら焼き「三笠山」(6個入り=1,050円~)、カステラをどら焼き生地で包んだ「カステラ巻」(10個入り=1,155円~)などを販売。要望に応じ、カステラに指定の文字や絵柄を入れるサービスも。

 店内には同社で初めてカフェを併設。どら焼きを「和風パンケーキ」と捉え「白玉と黒蜜」「メープルとバター」「自家製ストロベリーソース」などのトッピングとアイスクリームを添えた、焼きたてのどら焼き生地(各680円)など、「和と洋」「今と昔」「人と人」のつながりをテーマにしたメニューで、「これまでにない和菓子の食べ方を提案する」という。オリジナルのブレンドコーヒーは、「カステラに最も合うコーヒー」を追求して開発。そのほか、ホットティー、京都宇治茶、水仙烏龍茶(以上630円)などをそろえる。

 「旬野菜のバーニャカウダ」(780円)や「柔らか牛ほほ肉の欧風カレー」(850円)などの食事メニュー、カステラ発祥の地であるスペインやポルトガルのワイン(ボトル=2,900~5,800円)などのアルコールメニューも。

 「従来は50~70代がメーンのお客さま。カフェをきっかけに、若い女性やファミリーにも商品の魅力を伝えたい」と同社管理部の仁平勝之さん。

 営業時間は、物販=9時~19時、カフェ=11時~21時。日曜・祝日定休。

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