今年上半期の日本橋経済新聞のPV（ページビュー）ランキング1位に輝いた記事は、JR東日本が東京駅から羽田空港へ直結する鉄道路線の新設を検討していることを伝えるニュースだった。

　ランキングは、今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。10位までのランキングは以下の通り（カッコ内は掲載日）。

1. JR東日本、東京駅から羽田空港へのダイレクトアクセスを検討（2/6）

2. 劇団四季のフラッシュモブでプロポーズ－丸ビルでサプライズ企画（3/31）

3. 「COREDO室町2･3」に「無印」「クラスカ」「イデー」など全68店（2/1）

4. 新日本橋駅近くに福島県の新アンテナショップ－日本酒の飲み比べ販売も（4/14）

5. 日本橋スイーツに「さくらのプリンとつぶあん」－人気商品を再投入（2/25）

6. 日本橋室町に2つの高層ビル竣工－再開発は大詰めへ（1/29）

7. 水天宮前にフランス洋菓子店「オクシタニアル」－東京再上陸（1/15）

8. 日本橋高島屋で「浅田真央23年の軌跡展」－プライベート写真など展示（4/8）

9. 日本橋「三重テラス」で伊勢神宮奉納のしょうゆ配付（1/3）

10. 「TOHOシネマズ日本橋」、3月開業へ－こけらおとしは「アニメフェス」（1/30）

　2012年に東京駅丸の内駅舎が改装工事を終え、2013年は八重洲口に「グランルーフ」が開業。ビジネス客だけでなく観光客でもにぎわう東京駅は今秋、開業100周年を迎える。国際線増便などで利用者が増える羽田空港と直接つながれば、東京駅には国内外から一層多くの人が訪れると予想される。別途発表されている、京浜急行泉岳寺駅と京成電鉄押上駅を結んで成田空港と羽田空港をつなぐ「浅草線短絡新線構想」では、丸の内仲通りに「新東京駅」が生まれるといわれる。いずれも完成は2020年以降となり、東京駅は今後も進化を続けることになりそうだ。

　3位・6位・10位には、日本橋室町の再開発のニュース。3月にコレド室町2・3が開業し、日本橋エリア初のシネコンがオープンしたことで、同エリアにはこれまでになかったにぎわいが見られるようになった。今年10月には、1100年以上の歴史がある福徳神社の拝殿が再建され、室町東地区再開発計画は完成を迎える。

　そのほか、4位に福島県「MIDETTE」と9位に三重県「三重テラス」の2つのアンテナショップの話題がランクインした。いずれも同エリアに新しくできた施設で、日本酒の試飲コーナーの設置や知事が訪れる定期的なトークイベントなど、来客促進に工夫を凝らしている。