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人形町の鉄道居酒屋「キハ」で島根県フェア-水産高校が作ったレア缶詰も

1階のカウンターに島根県産レア缶詰を山積み。「助役」の二上さんは駅員風のコスプレで応対する。

1階のカウンターに島根県産レア缶詰を山積み。「助役」の二上さんは駅員風のコスプレで応対する。

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 人形町の鉄道居酒屋「キハ」(中央区日本橋堀留町1、TEL 03-5651-5088)で10月1日、同店と島根県のコラボレーションイベント「島根県フェア」が始まった。

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 同店は「カップ酒と缶詰を片手にフラッと列車旅」をテーマにした立ち飲みバー。1階はカウンター席、2階はロングシートとつり革、網棚などを配置して電車内を再現した。壁には時刻表を張り、テレビモニターには車窓の景色を映すなどエンターテインメント性にもこだわる。メニューには、全国各地のカップ酒と約40種類の缶詰を取りそろえる。

 島根県は今年5月、同県のローカル鉄道「一畑(いちばた)電車」が描かれた映画「RAILWAYS」が公開されたことをきっかけに鉄道をテーマにしたPRを展開。鉄道ファンの利用が多い同店でフェアを開催することで、同県の観光地や特産品についての関心を高めバイラル効果を生むのが狙い。

 期間中、同県立隠岐水産高校の生徒が実習で製造し、一般には流通していないという珍しい缶詰(赤貝・サバ=400円、マグロ=500円、バイ貝=800円)、約1.2キロのとれたてサザエをしょうゆと砂糖だけで味付けした缶詰「”隠岐ブランド“浦郷港名産さざえ」(2500円)をカウンターに山積みにしてメニュー化。そのほか、魚肉のすり身に唐辛子を練りこんだ「浜田の赤天」(400円)と島根和牛を使用した「にんにく肉味噌」(400円)、同県産の地ビール(700円)、5種類のカップ酒(500円~)を用意する。店内は映画のロケ地マップを各所に置き、壁にはポスターを張るなど、島根県を前面に出した店として営業する。

 「常連客の反応も上々」と同店「助役」の二上登さん。フェア初日、鉄道ファンで埋まったカウンターは、島根県や一畑電車の話題で盛り上がった。

 営業時間は18時~23時30分。日曜・祝日定休(土曜は不定期に営業)。フェアは今月31日まで。

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