JR東京駅改札内京葉八重洲地下にカフェ併設のベーカリーショップ「as Leaf(アズリーフ)」東京店(TEL 03-3214-4080)がオープンして3週間が過ぎた。経営は、ジェイアール東日本フードビジネス(北区)。
「パンを楽しむための“something good(何かいいもの)”」をテーマにした同店。「日々のパン手帖~パンを愉しむ something good」の著者で、総合情報サイト「All About」でパンのガイドを務めるブレッドジャーナリストの清水美穂子さんがアドバイザーを務める。
同業態は田端、五反田、浜松町に続く4店目。最初はテークアウト専門だったが、2店目は空きスペースにテーブルといすを設置し、利用客に無料ドリンクのセルフサービスを始めたところ、買ったばかりのパンをその場で食べるケースが多かったため、3店目には有料のドリンクメニューとイートインスペース22席を設置。今回の店舗では43席に拡大し、分煙にも対応した。店舗面積は54.5坪。
調理パンや総菜パン中心に約50種類のパンを取りそろえる。主力商品は、イングリッシュマフィンにトマトや目玉焼きなどの具材をのせ焼き上げた「アズリーフマフィン」(4種、190円)、煮詰めて凝縮させたトマトソースを塗り、厚めにスライスしたナスとモッツァレラチーズをのせて焼き上げた「タルティーヌ(ナスとモッツァレラ)」(240円)、モルネソース、ボンレスハム、北海道産のジャガイモ「きたあかり」を挟み、チーズをのせて香ばしく焼き上げた「クロックムッシュ(ジャガイモ)」(250円)など。パン生地の1次発酵や分割、具材の調理、焼き上げなど、ミキシング以外のすべての工程を店内で行う。
「トマトをドライトマトにするところから店内で手がけている。手間はかかるが本当においしいパンを提供したい」と店長の小林昌行さん。「テークアウトでも、お客さまからリクエストがあれば温めて出す。こちらからもおすすめ」とも。今後、日替わりで1アイテムずつ試食できるコーナーを設け、「味を知ってもらう機会にしたい」という。
立地は京葉線ホーム近く。「京葉線は運行の間隔が比較的長く、待ち時間に軽く食事や休憩をしようと考える人が多い」と同社販促・宣伝部の森大祐さん。「土日はディズニーランドに行く家族連れなども利用する。東京駅は自宅の最寄り駅などと違い、出張や旅行など非日常の利用客が多く、ハレの気分があるので自然と客単価が高くなる傾向がある」とも。
営業時間は、月曜~金曜=7時30分~21時、日曜・祝日=8時~20時。今後、営業時間の拡大を検討しているという。