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兜町の再開発ビル利用でアートイベント 「ヘネシーX.O」若者市場も再開発

再開発を待つ「茅場町共同ビル」の8.9階で、1日限定アートイベントを展開

再開発を待つ「茅場町共同ビル」の8.9階で、1日限定アートイベントを展開

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 日本橋茅場町の再開発エリアの遊休ビル「茅場町共同ビル」(都中央区日本橋茅場町1)の8、9階フロアを利用して5月21日、コニャック「ヘネシーX.O」の世界観を各室に設置したアトラクションで体感する一夜限りのアートイベント「ヘネシーX.O イベント」が開催された。主催はMHD モエヘネシーディアジオ(千代田区神田神保町)。

若者の嗜好や消費動向に合わせて開発された新作「ティーロックカクテル」も披露

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 1870年、世界で初めて「eXtra Old」の名が与えられたコニャック「ヘネシーX.O」。起源は、ヘネシー家がごく親しい家族や友人のために秘蔵してきた年代物のオー・ド・ヴィーを、3代目当主モーリス・ヘネシーが特別にブレンドしたことに始まるという。同社のフラッグシップとして洋酒党らに愛されてきたブランドだが、近年若年層の認知率は低く、若者のアルコール離れも相まって需要の先細りが懸念されてきた。

 今回、新規ターゲット層の獲得を目指し、同イベントで新たな世界観を訴求するとともに、ヘネシーの新しいドリンクスタイルを提案。若者の嗜好(しこう)や消費動向に合わせて開発された新カクテル「ティーロックカクテル」も披露され、ハイボールやロック、ストレートなどとともに来場者の喉を潤していた。会場では、「甘い感触」「はじけるスパイシーさ」「溢(あふ)れるチョコレート」など、「ヘネシーX.O」が持つ7つの味わいが体感できる特設アトラクションを、閉鎖中のビルの8階フロア7室に開設し、参加者は自由に回遊しながら五感を通じて「味わいの旅」を体験した。

 代表作「ドライヴ」で世界的評価を受ける、映画監督ニコラス・レフンさんがプロデュースしたオリジナルムービーも併せて上映し、来場者は大画面や360度のヘッドマウントディスプレーで作品を楽しんだ。「高度成長期からバブル期にかけて日本の経済を支えてきたビジネスレジェンドたちに愛されてきた『ヘネシーX.O』だが、若いビジネスマンにもぜひ知ってほしい」と同社マーケティング担当の石原七菜子さん。「フランスのメゾンで生まれ、約150年の歴史を持つグローバルブランドを、自分へのご褒美として自宅でゆっくり楽しんでほしい」と家庭での利用を呼び掛けていた。

 同イベントは日本橋を皮切りに、今後、名古屋、大阪など全国で展開する。

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