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日本橋の和紙専門店「榛原」新装開設 創業200年、和の伝統と文化伝える

文久3年の創業以来、日本橋で和紙の魅力と文化を伝え続ける「榛原」

文久3年の創業以来、日本橋で和紙の魅力と文化を伝え続ける「榛原」

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 日本橋の新しいランドマーク「東京日本橋タワー」の敷地内に5月20日、老舗和紙専門店「榛原(はいばら)」(中央区日本橋2 TEL03-3272-3801)が新装オープンした。

川瀬巴水、竹下夢二など各時代を代表する絵師に依頼した図案は今も新鮮

 1806年の創業以来、日本橋で商いを続けてきた同店。創業当時に売り出した「雁皮紙(がんぴし)」は、滑らかな紙肌と光沢が江戸の人々の心を捉え一世を風靡(ふうび)したという。

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 明治の文明開化時には日本で初めて和紙を輸出、ヨーロッパ各国の博覧会で人気を呼び、「榛原の千代紙」として今でも英国のV&A美術館やグラスゴー美術館、パリ装飾美術館などに保存されている。河鍋暁斎や川瀬巴水、竹下夢二など各時代を代表する絵師に依頼した図案は今も新鮮で根強い愛好家も多いという。

 のし袋だけでも100種類以上の品ぞろえがあるという同店。昨年ユネスコが無形文化遺産に登録した、「和紙、日本の手漉き和紙技術」の対象となる本美濃紙、石州半紙など全国の和紙を扱う傍ら、各作家の図案を生かした「メンディングテープ」など、時代の流れに敏感な商品も扱う。

 「水引やのしは、贈り先の人生の大切な時に使う事の多い商品。真心を込めて選んでほしい」と同社広報担当の中村陽子さん。「和紙そのものを売るのではなく、『和紙のある暮らし』を伝えたい」とも。

 営業時間は10時~18時30分(土日は17時30分まで)祝日定休

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